2024年パリオリンピックのボクシング女子66キロ級の試合で、
アルジェリア代表のイマネ・ケリフ(IMANE KHELIF)選手が
イタリア代表アンジェラ・カリーニ選手に圧倒的力の差を見せつけ
開始46秒で勝利をしました。
しかしこの試合を見ていた視聴者によって
イマネ・ケリフ選手のジェンダーについてネットが
ざわついていました。
実際のイマネケリフ選手の性別は?xy染色体は?トランスジェンダーなの?という疑問
を調査しました。
イマネ・ケリフ(ボクシング)のプロフィールとネットがざわついた経緯

プロフィール
- 名前 イマネ・ケリフ(Imane Khelif)
- 生年月日 1999年5月2日
- 出身地 アルジェリア、ティアレット
- 所属クラブ Civil Safety Boxing Club, Tiaret
- 競技種目 ボクシング(ライト級)
- オリンピック参加 東京2020、パリ2024
- UNICEF大使 2024年よりUNICEF国民大使に任命
ネットがざわついた経緯
パリ五輪8月1日、ボクシング女子66キロ級2回戦が行われ、イマネ・ケリフ選手(アルジェリア)が
アンジェラ・カリニ選手(イタリア)に勝利しました。
その開始46秒後にでアンジェラ・カリニが棄権しました。
その時のアンジェラ・カリニ選手はこういったそうです。
激怒していたカリニは「あれほど強いパンチを受けたことは今までなかった」と語っている。
https://the-ans.jp/paris-olympic/445580/
昨年の世界選手権で性別適格性検査に不合格となり、
出場権を剥奪されたこともあったようで、
そのようなことから
ネットでイマネ・ケリフ選手は
「トランスジェンダーなのでは?」と
いう投稿が相次いで、騒ぎとなってしまいました
実際にはどうなのか知りたくなりますね
イマネケリフの性別は女性!xy染色体だけどトランスジェンダーではない

結論から言うと
イマネケリフ選手の性別は女性でトランスジェンダーでもないということです。
でも、DNA検査でxy染色体を持っていることは判明しています。
ということから男性ホルモン値が高く出る性分化疾患(インターセックス)や
アンドロゲン不応症(AIS)の可能性があるようです。
性分化疾患(インターセックス)
インターセックス(英: intersex)は、「身体的性が一般的に定められた男性・女性の中間もしくはどちらとも一致しない状態」を意味する言葉です。日本語では「性分化疾患」という医学用語も使われています。
https://jobrainbow.jp/magazine/intersexdsd
ちょっと難しいのですが
アンドロゲン不応症(AIS)
アンドロゲンは「男性ホルモン」とも呼ばれ、これは単体では働かず受容体があってはじめて身体に変化をもたらします
しかし、AISの患者はこの受容体が一部または全て欠如しているため、染色体はXY(男性型)で精巣もありますが性器やからだの外見が女性型(もしくは男性型、女性型どちらともとれない形)に発達することがあるのです。染色体がXX型の女性の場合は、特に症状がないため疾患として発見されないことがほとんどです。
特に完全型アンドロゲン不応症の場合幼少期には全く気付かない場合が多く、女児として育ち、思春期になり生理が来ないことなどから疾患が発見されるケースが多く見られます。
https://jobrainbow.jp/magazine/intersexdsd

子供の頃のイマネケリフ選手の写真!かわいい女の子ですね
この世に生まれた時も女性として生まれています。
性同一性障害などといわれるものもありません
性転換手術なども受けていないようです。
イマネケリフ選手は女性として生まれ
女性として生きてきています。
イマネケリフの性別についてのSNSの反応は?
最初はこのような声が多くて
びっくりしました。
しかし、時間が経つとこのような声が増えてきました。
まとめ・イマネケリフの性別は?xy染色体を持つ女性!トランスジェンダー?
今回は2024年パリオリンピックのボクシング女子66キロ級の試合で
イマネ・ケリフ選手がアンジェラ・カリーニ選手に
圧倒的力の差を見せつけ開始46秒で勝利をした試合で、
ネットでは「トランスジェンダーなのでは?」
などと憶測が飛び交っていました。
しかし調べてみると
イマネ・ケリフ選手はxy染色体を持つ女性で、
トランスジェンダーではないと言うことが
判明しました。
追記
2024年パリオリンピックボクシング女子66キロ級でイマネ・ヘリフ選手が金メダルを獲得しました。
決勝で昨年の世界選手権女王、中国の32歳、楊柳(ヤン・リウ)を圧倒。5-0の判定勝ちで頂点に立ちました!
前回21年の東京五輪にも出場しましたが準々決勝で敗退していたイマネ・ヘリフ選手は、優勝後の記者会見で「8年間、私の夢でした。今、私はオリンピックチャンピオンであり、金メダリストです。全てのアルジェリアの方たちに、全てのアラブの国々に感謝したい」と喜びを語りました。
性別を巡る場外の過熱ぶりには、女性として生まれたことを強調し「私への攻撃があったからこそ、この成功は特別なものになった」と言っていました。
とても強い女性ですね。おめでとうございます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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