日々のニュースやSNSで話題になる政治家のスキャンダルがあります。
その中でも「ドリル優子」という異名で知られる小渕優子さんの“ドリル事件”は、今も多くの人の記憶に残っています。
「本当にドリルで証拠隠滅をしたの?」「なぜそんな呼び名がついたの?」と気になる方も多いはず。
今回は、小渕優子さんの「ドリル優子」の由来は問題となった“ドリル事件”の真相まで、できるだけわかりやすく解説します。
小渕優子のWikiプロフィール!
小渕優子さんのプロフィール
- 生年月日:1973年12月11日
- 年齢:51歳(2025年5月現在)
- 出身地:東京都文京区
- 血液型:A型
- 身長:168cm
- 学歴:成城大学経済学部卒業
- 2000年:衆議院議員として政界入り
小渕優子(おぶち ゆうこ)さんは1973年12月11日生まれ、東京都文京区出身です。
成城大学経済学部を卒業後、TBS社員を経て、2000年に衆議院議員として政界入りしました。
父親は元首相の小渕恵三さんで、まさに“政治家一家”の出身です。
母親は小渕千鶴子さん、兄弟姉妹については一般的にはあまり公表されていませんが、家族ぐるみで地元・群馬を支えてきたことで知られています。
小渕優子さんは「自民党のプリンセス」とも呼ばれ、若くして初入閣を果たすなど、将来の女性首相候補としても期待されてきました。
ドリル優子の由来はどこから?ドリル事件とは?
自身の政治と金の問題を「決して忘れることのない傷」と発言した小渕優子。心の傷とでも言いたかったのか。傷でも何でもない。検察調査の直前にパソコンのハードディスクをドリルで破壊し、証拠隠滅を謀った小渕氏の不正だ。#ドリル優子 pic.twitter.com/Vd8TNxh4jU
— 世間は~シリーズ bot版 (@bot_never4get7) May 2, 2025
2014年、小渕優子さんが経済産業大臣を務めていた際、政治資金規正法違反の疑いが浮上しました。後援会の観劇会などで不明瞭な支出が指摘されて、東京地検特捜部の家宅捜索が入る事態となりました。
この時、事務所のパソコンのハードディスクが電動ドリルで物理的に穴を開けられていたことが発覚しました。
「証拠隠滅のために壊したのでは?」という疑惑が一気に広がり、週刊誌やネット上で「ドリル優子」というありがたくない呼び名が付けられてしまいました。
SNSやメディアでは今もこの異名が使われており、政治家としてのイメージに大きな影響を与えています。
しかし、週刊誌の記事のもあるように、証拠隠滅のためにドリルで破壊したということではなかったようです。
あたかも小渕議員の秘書が同サーバーを証拠隠滅のためにドリルで破壊したように一部週刊誌が報じましたが、それは全くの事実誤認です。
https://jisin.jp/domestic/2245267/2/
刑事事件における捜査においても、証拠隠滅工作により証拠の確保に支障を生じたということは確認されていません。
また、裁判でも証拠隠滅があったとの認定はありません。
パソコンのハードディスクに電気ドリルで証拠隠滅?真相は?

小渕優子さんの高崎事務所(群馬県高崎市)のサーバーと事務所のパソコンのハードディスクが電動ドリルで物理的に穴を開けられていたということが発覚したのですが
その行為が証拠隠滅のためだったのかと疑惑を持たれていていました。「本当に証拠隠滅だったのか?」という疑問に対し、事件後に第三者委員会が調査を行いました。調査報告書によると、実際の経緯は次の通りです。
- 事務所のサーバーやパソコンに不具合が発生し、動作が不安定になったため、パソコン販売業者に連絡。
- 業者が現地でサーバーの状態を確認し、新品への交換を提案。事務所はパソコン1台にデータをバックアップし、業者にサーバーの処分を依頼。
- その後、地検からパソコン等の提出を求められたが、業者がすでにサーバー内のハードディスクにドリルで穴を開けて物理破壊していた。
- 事務所はドリルで穴の開いたサーバーと、バックアップしていたハードディスクをそのまま地検に提出。
- 地検側も「捜査に支障はなかった」と認めており、証拠隠滅による捜査妨害はなかったとされています。
第三者委員会は「証拠隠滅目的でドリル破壊したというのは事実誤認。業者による通常の処分だった」と結論付けています。
実際、裁判でも証拠隠滅があったという認定はされていません。つまり、世間で広まった「小渕議員が証拠隠滅のためにドリルで壊した」というイメージは、事実とは異なる部分が大きかったのです。
まとめ・小渕優子のドリル事件とは何?ハードディスクにドリルで証拠隠滅疑惑?
小渕優子さんの「ドリル事件」は、政治資金問題の渦中で発覚したハードディスクの物理破壊が「証拠隠滅では?」と大きく報じられたことから始まりました。しかし、調査の結果、実際には業者による通常の処分であり、証拠隠滅の意図はなかったと公式に結論付けられています。バックアップデータも提出され、捜査にも支障はありませんでした。
それでも「ドリル優子」という異名は今もネットやメディアで使われ続けており、イメージの払拭には時間がかかりそうです。小渕さん自身も「反省し、忘れることのない傷」と語っており、今後どのように信頼を回復していくかが注目されています。

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