中野里陽平さんは、老舗すしチェーン店「玉寿司」の
4代目社長として知られる経営者です。
32歳という若さで社長に就任し、
危機的状況にあった会社を立て直すことに成功しました。
彼の経歴と玉寿司での功績について詳しく見ていきましょう。
中野里陽平のWikiプロフィール!出身や高校や大学の学歴は?
- 名前 中野里陽平 (なかのり・ようへい)
- 生年月日 1972年8月18日(2025年現在53歳)
- 出身地 東京都築地
- 高校:不明(東京都内の高校と推測されます)
- 大学:学習院大学法学部政治学科卒業
- 留学:アメリカのデンバー大学でホテルレストランビジネスを学ぶ
中野里陽平さんは1972年8月18日、東京都築地で生まれました。
幼少期から「将来の夢は玉寿司の社長になること」と考えていたそうです。
大学時代はブルース・リーに憧れて少林寺拳法部に所属し、
主将を務めるなど部活動に全力を注いでいました。
なんと武道は空手初段、少林寺拳法3段の腕前を持っています。
また、デンバー大学では「飲食のMBA」と呼ばれる経営プログラム
「HRTM」を修了し、外食産業に関する先進的な知識を習得しました。
「HRTM」とは
「HRTM」は、Hospitality(おもてなし・接客業)、Restaurant(飲食店・レストラン)、Tourism(観光)、Management(管理・経営)
の頭文字を取った略称です。
モットーは「世界で一番海の幸をおいしくする集団でありたい!」
好きな言葉は「成長をあきらめない」
という言葉を掲げています。
中野里陽平(玉寿司社長)の経歴は?玉寿司入社から5年の32歳で社長就任
中野里陽平さんの玉寿司での経歴は以下の通りです:
- 2000年:玉寿司に入社
- 2005年:32歳で代表取締役社長(4代目)に就任
- 2014年:晴海倫理法人会の副会長に就任
社長就任時、玉寿司はバブル崩壊後の多額の負債を抱え、
経営が危機的状況にありました。
バブル崩壊後の多額の負債を抱えており、経営が「火の車状態」でした。
売上高の約1.4倍の借り入れがあり、年間利益は金利返済で全て消えてしまう状況で
店舗全体の売り上げが約50億円だったのに対し、
約75億円もの負債を抱えていました。
さらに債権者である金融機関との調整が必要な状況で、
会社の私的整理を行う必要がありました。
このような危機的状況の中で、中野里陽平氏は5ヵ年計画を作成し、
金融機関8行を回って説得するなど、
会社再建に奔走することになりました。
この5ヵ年計画は、バブル崩壊後の負債を抱えた危機的な財務状況から
会社を立て直すことを目的としていました。
中野里陽平氏は、のれんに対する愛着と誇りを原動力に、
社員と一丸となってこの計画を実行し、会社の再建に取り組みました。
中野里陽平さんは予期せぬタイミングで社長に就任することになりましたが、
従業員を大切にする会社として、新入社員を含めた離職率が極めて低いことでも知られている。同社4代目の中野里陽平社長は、「会社で最も重要な財産は人財です」と断言する。
senkei/201804_interview/
人を大切にしていく姿勢が一番だったのでしょう。
おかげで危機的な財務状況から
会社を立て直すことができたのです。
中野里陽平社長は「築地発町寿司」で回転寿司や高級寿司店にはない戦略で成功
中野里陽平さんは、玉寿司を「町寿司」と位置づけ、
回転寿司や高級寿司店とは異なる独自の戦略を展開しています。
主な取り組み
- 「寿司を絶対に回さない」という信念を貫く
- お客様のニーズに寄り添ったサービス提供
- 2017年に「玉寿司大学」を創設し、技術力、接客力、人間性を備えた社員の育成に注力
- エリア特性や客層に合わせた店舗作りを実施
経営改革の成果
- 新入社員を含めた離職率が極めて低い
- 正社員だけでなくアルバイトにも有給で研修を実施
- 「3年間の修行」を「3カ月の研修」に短縮する自前の職人育成プログラムを導入
- 2016年にグレートカンパニーアワードを受賞(働く社員が誇りを感じる会社賞)
現在、玉寿司は首都圏を中心に札幌、名古屋を含め31店舗を展開しています。
まとめ・中野里陽平(玉寿司)の経歴は?玉寿司入社から5年の32歳で社長就任
今回の記事では、32歳という若さで社長に就任し、
危機的状況にあった会社を立て直すことに成功した中野里陽平社長の経歴をお伝えしました。
中野里陽平さんは幼少期からの夢を実現し、
32歳という若さで玉寿司の社長に就任しました。
デンバー大学での学びや少林寺拳法での経験を活かし、
危機的状況にあった会社を立て直すことに成功しています。
「町寿司」という独自のポジショニングと、
人材育成に注力した経営戦略により、
玉寿司は回転寿司や高級寿司店とは異なる魅力を持つ寿司チェーン
として成長を続けています。
中野里陽平社長の「成長をあきらめない」という姿勢が、
玉寿司の発展を支える原動力となっているのでしょう。
今後も、中野里陽平社長のリーダーシップのもと、
玉寿司がさらなる進化を遂げることが期待されます。

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